【第三章:軍団長と全盛期】(第八話)仕事を辞めて“専業”になった僕と、ブログを始めた理由

物語

2020年の夏頃。
僕は仕事を辞め、ついに専業として生きる道を選びました。

昔からどこかで憧れていた“パチプロ”という肩書き。
朝からホールに向かい、ひたすら目の前の期待値と向き合う生活は、当時の僕にとって本当に楽しく、刺激的な毎日でした。

ただ──


パチプロと言えば聞こえは良いですが、実態は「収入の保証がない無職のパチスロ生活者」です。
社会的には決して誇れる立場ではありませんし、働いていない自分を正当化できる職種でもありません。

それでも、僕はその選択を自分で選びました。
だからこそ、自分の立場をわきまえ、慢心せず謙虚に立ち回る必要があると常に意識していました。

実際、上手い専業ほど謙虚な人が多い印象でした。
逆に、偉そうにしている人ほど結果が伴っていないこともよくあります。

僕自身、専業になることを誰にでも勧めるつもりはありません。
その理由は、また別の記事でお話ししようと思います。

■ 僕がブログを始めた理由

ここで、ブログを始めた動機について少し触れておきます。

僕は、勝ち方を教えることができます。
養分時代に負け続け、お金が尽きて借金までした経験があります。
そこから這い上がり、期待値を積む技術を身につけ、人生を立て直すことができました。

パチンコ店は慈善事業ではありません。
機械代、電気代、土地代、人件費──
すべてを賄うためには利益を出さなければいけない。

そしてその利益は、毎日負けている人から生まれています。

僕はパチンコ店を恨んでいるわけでも、逆に擁護したいわけでもありません。
負けている人を否定したいわけでも、専業を持ち上げたいわけでもない。

ただ、こう思っただけです。

「勝てる知識を持っているのに、それを発信しないのはもったいない。」

今の時代、機種情報も期待値も調べれば山ほど出てきます。
それでも負ける人が減らない理由は、発信されている情報が“表面部分”ばかりだからです。

依存症の人が勝てるようになるには、独学では難しい部分が多い。
精神面、考え方、立ち回りの優先順位、情報の扱い方──
本当に重要なところは、無料の情報では拾いきれません。

でも僕は、それをすべて話すことができます。

当時の僕は、専業としてとにかく結果を出すことだけに意識が向いていました。
辞めた後の自分がどうなるのか、この先どんな人生になるのか──
そこまで深く考える余裕は正直ありませんでした。

ただ一つだけ、心のどこかで「今の自分にできることがあるなら発信してみたい」という気持ちはありました。
それが誰かの役に立つなら嬉しいし、過去の自分のように悩んでいる人の助けになれるかもしれない。

その気持ちが、僕がブログを書き始めた最初の動機でした。

このブログにたどり着いて、この文章を読んでくれた誰かの心に、
少しでも何かが引っかかってくれたら嬉しいです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
これからも説得力のある内容を書けるよう、丁寧に更新していこうと思います。

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