期間限定でノリ打ちを始めた僕達。
兼業時代から連絡をよく取りあっていたのもあってスムーズに稼働をこなすことができました。
しかし、段々と違和感を感じる事となります。
今日もいい感じでしたね!
明日はどこですか?
蛇さんがタコ出ししてくれたので助かりましたw
明日はD店のイベントに行きましょう!
しばらくこのようなやり取りが続く日々。
専業じゃない方は違和感を感じないかもしれません。
少し冷たい言い方になってしまうのですが、お互いが共有していない店を提示してきたことは一度も無くこのノリ打ちは僕にメリットがあまりありませんでした。
最初から分かっていた事なので自業自得なのですが、人を呼ぶのも店を選ぶのも狙いもほぼ僕でした。
ノリ打ちなので経費は折半で収支も半分。
経費を差し引いて120万程勝ちましたが、1人あたりの取り分は約60万。
ピン専業からしたら十分な勝ち額なのですが、軍団に慣れてきた僕は少し物足りなく思っていました。
そして早くもノリ打ちを始めて1週間が経った頃に決断することとなります。
蛇さんとのノリ打ちを今月いっぱいで辞めることにします
あら早いねw
確かに折半するのはもったいなさそうだけど例えば6対4とかじゃだめなの?
それはややこしくなるしさすがに言いずらいですw
養分おじさんも蛇さんとは仲良くなっていたため解散は少しさみしそうでした。
ですが実際一緒にやってみると、僕から見た蛇さんは出来る打ち子とたいして変わらずノリ打ちをしてる意味がないなと思ってしまいました。
自分から言い出したし、年上だし、言い辛い部分は少しありましたが、今月いっぱいで辞めることを伝えた僕。
それでも最後まで揉める事もなくノリ打ちは1か月で解散しましたが、その後は少し距離間が離れ気まずかったのを覚えています。
蛇さんからしても、人を抱えてるのは僕で中々意見を言いにくかったのかもしれません。
ノリ打ちをしてる以上立場は同じ。
なにかしらプラスαで僕にメリットを与えてくれていたらもっと続けていたかもしれません。
あくまでこれは専業目線でのノリ打ちですが、どちらかが与えるものが多すぎると上手くいかないのがノリ打ちだと僕は思います。
なんにせよこの話は蛇さんは悪くなくて僕が悪いのですが…
お互いがお互いの長所をメリットと捉えリスペクトしあって稼働に取り組む。
お金が絡む事なので中々上手く行く事ではないのがこの業界です。
ノリ打ちには様々なメリットデメリットがあります。
僕の考えを専業目線で分けて書こうと思います。
メリット
その① 試行回数を増やす事が出来る。
ピン専業がパチンコのボーダー打ちをする時等は特に有効です。
その② レベルの高い情報共有が出来る
店選び、データ取り、立ち回り。
お互いがピンで食えてる専業ならば、常に情報を共有出来るのでピン親の脳みそが2個あるとイメージしたら分かりやすいでしょうか。
その③ 他の専業の牽制効果
専業と打ち子では他の専業から見られ方が違うので、専業同士でノリ打ちをしてると優位に働く場面もあります(ある程度地域で上手いと思われなくては効果を発揮しません)
その④ 途中でどちらかが帰れる
どちらかが現場に残っていれば大丈夫なので交代で早上がりができます(打ち子が教育出来ていればピン親でも帰れます)
デメリット
その① 収支が半減
説明するまでもありませんが、2台ツモってやっと1台分。
相手の実力によってはモチベ低下に繋がります。
収支が半減する事がどれだけの損失なのかは勝てるようになればなるほど痛感するのでデカすぎるデメリットだと僕は思いました。
その② プライベートでは会いたくなくなる
毎日連絡を取り、毎日顔を合わせる。
男同士なら休みの日くらいそっとしといてくれとなりますよね。
お笑い芸人が相方とプライベートで仲良く無い事が多いのと通じる部分があるのかもしれませんねw
その③ …
…考えましたがデメリットはこれ以上思いつきませんでした。
1つ言えるのは、僕が見てきた中でトップレベルの人はノリ打ちをする価値が無いと口を揃えて言っていた事です。
これは僕も同意で、打ち子を集めてしっかり教育すればいいだけの事なので結論相方は要りませんでした。
しかし上手い専業もノリ打ちをする事があります。
その条件は…
特定の店だけでノリ打ちをする、人が欲しい時にその日限定でノリ打ちをする。
長期的なノリ打ちをする価値が無いのはお互い分かっているため、他の稼働に影響が出ないようにノリ打ちをするようにします。
蛇さんとノリ打ちした僕は後日あの日だけにしておけば良かったと後悔しました。
ここまで色々と書きましたが、自信を持って勝ち続けられる!と思えないうちは相方を作って稼働するのもいいかもしれませんね(期待値稼働は自分との戦いでもあってさみしい世界なので)
エンジョイ勢の方のノリ打ちはもっといいと思います。
適当に打っていては絶対に勝ち続けられないのがこの世界なので負ける金額も半分で済みます…
蛇さんと解散し、養分社長のおかげもあって人も増えてきた2021年の終わり。
次回は専業1本で臨んだ1年の収支と打ち子の育成方法についてのお話を書こうと思います。
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