20代前半のある朝。
当時勤めていた運送会社へ向かう途中のことでした。
片側2車線の国道を走っていると、突然、対向車が右折して目の前に飛び込んできました。

そのまま衝突。乗っていた軽自動車は大破し、全身が激痛でまったく動けませんでした。
救急車で運ばれ、後から状況を聞くと――
シートベルトをしていなければ助からなかった可能性が高い とのこと。
事故後は保険会社と弁護士が介入し、過失割合は 8:2。
治療費と慰謝料として 100万円 を受け取ることになりました。

骨折こそなかったものの、しばらくは全身が痛み、仕事もまともにできないほどの状態でした。
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■当時の私は「100万円=パチンコ打ち放題」だと思っていました
パチンコ依存症のピークだったこともあり、
正直、最初に頭に浮かんだのは
「これだけあれば好きなだけ打てる」

という完全に終わった発想です。
とはいえ、心のどこかで
• 負けたくない
• できれば勝ち続けたい
そんな願望があったのも事実です。
しかし当時の僕は、
「パチプロなんて無理だろう」
「もっと昔に生まれてたら勝てたのに…」
そんなふうに “時代のせい” にして諦めていました。
今の自分からすると、ただ知識がなかっただけです。
さらに不運(?)なことに、
私の周囲には パチンコ・スロットで勝っている人が一人もいませんでした。
もし、当時「打ち子募集」を見つけていたら迷わず応募していたと思います。
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■100万円でまずやったことは…シンフォギアを朝から晩まで
入金された100万円を握りしめて、
当時好きだった CRフィーバーシンフォギア を朝イチから夜までブン回し。
さらに、負けた分を
スーパーリノMAXでワンチャン狙う という謎のハイブリッド立ち回り。
シンフォギアの「手紙の音」、
リノの「トマトテンパイの高揚感」。
当時の私は完全に“刺激”に中毒になっていました。
結果は…もちろん惨敗。

トマトは一度も揃わず、約16万円の負け。
(私は産まれた時から引き弱です)
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■大敗して初めて「勝つ方法」を調べ始めた
16万円負けた帰り道、さすがに現実に引き戻されました。
「…勝つ方法って本当にないのか?」
そこから必死に調べ始めました。
すると、ブログやTwitterで
日々の稼働を公開している“自称パチプロ”たちが見つかりました。
最初は正直、胡散臭いと思っていました。
ですが、
• 毎日の更新
• 説得力のある文章
• 収支表まで公開
これらを見ているうちに、心のどこかでこう思い始めました。
「この人たちの真似をすれば、もしかしたら勝てるのでは…?」
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■ディスクアップとの出会い――初めての「期待値」
ちょうどこの頃、ホールに
「設定1でも勝てる」 と噂の機種が登場していました。
ディスクアップ です。
このあたりから “期待値” という言葉がよく使われるようになった印象があります。
僕は元々アクロス系が好きで、目押しもそれなりにできたため
「楽しみながら勝てるなら最高じゃん」
と、昼出勤の仕事前に朝からディスクを打つ日々をスタート。
真似して収支をつけるようになり、
なんとその月は +30万円。

(もちろん今なら分かりますが、ただの上振れです)
ただ、その成功体験があまりにも気持ちよすぎて、
すぐにパチンコを打ちたい欲が再発。
趣味打ちを繰り返した結果、当然のように負け続け、
気づけば 100万円は 半分以下 に減っていました。
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■そして年末、僕はひとつの決意をした
このままでは何も変わらない。
そう思った僕は、収支表をいったんリセットし、
「来年から本気で取り組む」
と心に誓いました。

この決意こそが、
のちに “軍団長アル” になる僕の原点です。
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