(第二十九話)ピン専業を打ち子として雇ったお話

パチスロ
Mom cat with kitten isolated on a white background.

合流すると少し緊張してるように見えるエリンギ君がいました。

かたい雰囲気はあんまり好きでは無いので本題に入る前に稼働の話などをしながらリラックスしてもらったのを覚えています。

ほろ酔いになってきた頃に本題について聞いてみました。

アル
アル

そういえば相談って言ってましたね。

聞ける範囲でよければ聞きますよ!

エリンギくん
エリンギくん

あ、そうでした…

やっぱりピンだときつくて…

もしアルさんが良かったら打ち子で雇って欲しいです…

金銭関係の相談も覚悟してましたが予想と違って一安心したのを覚えています。

打ち子を志願してくる事も少し想定してましたが無いだろうなぁとも思っていました。

いつものようにふざけてかわすような雰囲気でもないので真剣に話を聞いてみる事に。

アル
アル

なるほどです…

けど、ただ打ち子をやるだけならエ〇セルでもいいんじゃないですか?

エリンギくん
エリンギくん

色んな人を見てアルさんのとこで勉強させてもらいたいと思いました。

エリンギくんが打ち子になったら即戦力ですし僕にメリットがある事は明確です。

ですが専業の人を打ち子として雇った事が無かったので少し不安もありました。

打ち子として雇う事は簡単なように見えて悪く言ったら色々とめんどくさい事があります。

半端な気持ちで雇って後々トラブルになっても嫌なので慎重に話を進めます。

アル
アル

そう言ってもらえるのは嬉しいですけど…

やるにしても期間とかルールを決めてそれを守ってもらわないといけないんですけど大丈夫ですか?

それに関係性も今までと変わりますし稼働の事に関しては妥協せずに指摘したりもしますが想像出来てますか?

エリンギくん
エリンギくん

はい、覚悟を決めてここにきたので大丈夫です。

アルさんのとこ以外で打ち子をやるつもりはありません。

どうやら半端な気持ちではなかったようです。

少し戸惑いましたが、自分のとこで学びたいと言ってくれた事とその覚悟を見てエリンギくんを雇う事を僕も決意しました。

アル
アル

なるほどです…

そこまでの覚悟なら僕も腹括って雇うことにします。

また後日養分社長も込みで話をすり合わせましょう!

エリンギくん
エリンギくん

よろしくおねがいします!!

打ち子として稼働してもらう。

これだけ見たら簡単なんですけど、先ほど書いた通りめんどくさいことが沢山あります。

お金の管理はもちろんの事、お店の情報や内情のほとんどを打ち子達に知られてしまいます。

エリンギくんに関しては無いと思っていましたが、情報を抜きとって他の専業に流したりこっそり打ち子を雇って自稼働したり等…

知り合いやTwitter(現X)でそういう話も聞いていたので常に警戒はしていました。

誘惑が目の前にあると人は簡単に裏切ったりもします。

特にお金が絡むと余計にですね。

なので養分社長の手助けもあって僕らの軍団は裏切られないように事前に対策をしていました(ここではそのやり方は伏せますが興味のある軍団長の方はご連絡下さいw)

それでも裏切る人はいましたがその話はまたどこかでしたいと思います。

僕は打ち子達をずっと打ち子として雇えるとは思っていませんでした。

勝ち方を知ってしまったら自分でやりたくなるに決まってるからです。

打ち子をするよりも自分で稼働した方が儲かるが言い方的には正しいですかね。

その事を否定したり縛り付けたりする事は僕の価値観的にしたくなかったのもあります。

とはいえ勝ち方覚えたんで辞めますってなって僕のとこで得た知識を利用して同じ地域で同じ立ち回りで稼働されたら流石に厳しいのでそうならないためにルールが必要でした。

僕の打ち子達のほとんどは善良な人が多かったためそういったトラブルは少なかったですが、換金が認められてる間は打ち子を雇ううえで避けられないトラブルの1つだと思います。

エリンギくんが加入ししばらくは稼働主体の日々を送っていました。

そしてふんわりと目標にしていた1000万が思ったより早く近づいてきました。

その景色を見た時に僕は何を思ったのでしょうか。

次回はその話を書いてみようと思います。

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