(第四話)イベントを制圧する軍団

パチスロ

2019年の夏頃。

業界では一昔前にイベントが禁止されたはずなのに色々なイベントが横行してました。

正確には取材という形ですが、やってることはただのイベント。

全台系、末尾、並びなど。

良イベには必ずと言っていいほど軍団が出現します。

ところで、軍団の定義はなんでしょうか?

この業界では3人以上で稼働しているグループの事を軍団と呼ぶ風潮があります。

しかし3,4人のグループを軍団と呼ぶのは日本語として違和感があるように感じます。

ポケモンのロケット団はムサシ、コジロウ、ニャースの3人組だけど団がついてる。

しかしハンターハンターの幻影旅団は13人ですが旅団。

そこで、グーグル先生に聞いてみました。

30000人いたら軍団らしいですw

とりあえずは分かりやすいので軍団と呼ぶことにしますね。

この時にはデータの取り方も慣れてきたので、近隣の店舗のしっかりやってる取材などはメモにまとめていました。

イベントとはいえ、公約通りやるかどうかは店次第。

この先何度も痛い目を見ることとなります。

イベントの話やデータの取り方はとても深いので別記事で詳しく書く予定です。

さて、タケノコを仲間にして少ししてからの稼働の話。

次の休みの日に1人で全台系のイベントに凸することにしました。

データを取っていたので狙い台もある程度絞っていました。

スロットは200台くらい設置のお店。

4台以上設置の機種に2個所全6。

抽選も50~100くらいで、これだけ見たら神イベです。

しかし蓋を開けてみると、ピンでは行っても厳しいお店でした(この業界では一人で稼働することをピンと呼びますw)

抽選も悪く後ろの方、第一候補など当然空いてません。

第2候補も空いてなく、第3候補をなんとか確保。

しかし、打ち始めようとすると、どこからか6確したとの声が。

すると突然自分の打ってる機種が自分以外空き台になりました。

走る人も出てきて慌ただしくなる店内。

なんだこれはと思いつつ店内を見に行くと、AT機はリゼロ以外ほぼ空き台、Aタイプの少数設置の機種が全台埋まっていました。

どうやら6確したのはリゼロのようで、打ってる人達全員がスマホで動画を見始めていました。

あとあと気づいたのですが、全台系はAT機に1つ、Aタイプに1つ。

そういう公約は無いのですが、お店の癖というやつですね。

メモを取っていたのにも関わらずそこに気づけずにめちゃくちゃ悔しい思いをしました。

反省点はサンプル不足と考察の甘さ、、それと人の判別ですね。

既にライバルに負けている事に気づいていない僕は、常連さんと第3候補の台を判別しますが当然ハズレ。

どうやら昼頃にはもう一つの全台系も判明したらしく、ツモれなかった専業達は撤退していました。

ハイエナできる台があったのでしばらく滞在していると、対象台を打ってる人達は仲良く会話をし、朝からいたけど今はなにも打ってないビッグマムみたいな男の人は対象台の後ろに立って会話をしていました(この業界では当たり機種の事を対象と呼びますw)

どうやら彼が親で、打ってる人は打ち子達のようでした。

対象の半分以上をツモっている軍団…

これが本物の軍団か…

悔しい気持ちと、素直に羨ましいなと思いました。

この頃から人をよく観察するようになったのを覚えています。

別の日に同じイベントの同じお店に行くと、ビッグマムがまたいました。

どうやら10人前後いるように見えます。

しかし、実際はただの知り合いの可能性もあるのでこの時の自分には何人なのか正確には分かりませんでした。

そして、何回か行くうちに抽選でいい番号を引かないとツモれない事に気づきます。

抽選勝ち取っても狙い機種がハズレの時もあり、それでもビッグマム軍団は毎回複数ツモ、、

フラストレーションが溜まっていくのを感じます。

しかし、店を選んでるのも台を選んでるのも自分。

打つ打たないも自由、稼働の結果は全て自己責任。

今考えると、この経験があったからこそ常勝軍団を作る事が出来たんだと思います。

ピンじゃなかなかツモれない、、

そう思った自分は次のタケノコの休みの日に別店舗に凸撃することにしました。

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