◆ 僕が“ノリ打ち”に興味を持った理由
並びイベントや取材公約に通い続けていた当時、
僕はだんだんと 強い軍団とのレベル差 を感じるようになっていました。
• 個性の強い打ち子たち
• 高精度の情報共有
• 打ち手同士の役割分担
• 店の癖への理解度の高さ
特に、専業同士で「ノリ打ち」をしている組は、
立ち回りも判断も全体の動きも洗練されていて、
正直 “最強の形のひとつ” に見えていました。
そんな中で僕は、
とあるピン専業の方と 期間限定でノリ打ちをしてみる ことにしました。
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お互いの得意分野を活かして、
情報量と押し引きの精度を高めながら動く——
そんなイメージを描いていました。
しかし、この“理想”はすぐに崩れていきます。
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◆ 実際にやってみて気付いた“ノリ打ちの難しさ”
ノリ打ちはメリットも多い反面、
実は 相性・役割・判断軸 が揃っていないと成立しません。
特に当時の僕が痛感したのは次の3つです。
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■① 判断速度・判断軸のズレ
設定狙いでもハイエナでも、
「どこを見るか」「どの根拠を重視するか」は人によって違います。
同じデータを見ても、
• 僕は“続行”と判断
• 相手は“撤退”と判断
というズレが生まれる。
この小さなズレが積み重なると、
ノリ打ちの根本である “同じ方向を見ること” が難しくなります。

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■② 役割分担がうまく機能しない
ノリ打ちは、「チーム戦」。
しかし、相性が合わない場合、
役割よりも お互いの負担 が大きくなってしまうことがあります。
僕の場合、気付けば
相手の状況把握・判断補助・立ち回り修正まで
多くを自分が担う形になっていきました。
この時に感じたのは、
「ノリ打ちは、誰と組むかで全てが決まる」ということ。
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■③ 期待値の“波”を共有する難しさ
スマスロ時代とは比べ物になりませんが、
6号機初期の頃から収支は荒れやすくなっていました。
• 片方だけ大きく負ける
• 全体でマイナスが続く
• 判断の重さが互いにのしかかる
この「精神的な揺れ」を共有するのは、想像以上に難しい。
期待値の世界は長期視点がすべてですが、
それでも“人間”なのでメンタルが揺れることはあります。
ここが噛み合わないと、
ノリ打ちは一気にしんどくなります。

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◆ 僕はすぐに後悔することになった
ノリ打ちを始める前は、
「これが最強の形なのかもしれない」と期待していました。
しかし現実は、
理想とはかけ離れたものでした。
もちろん相手の方が悪いわけではありません。
ただ、
• 判断軸
• 経験値
• 店の見方
• リスク許容度
これらが合わなかっただけ。
ノリ打ちというのは、技術よりも
“価値観の相性” が大事なんだと痛感しました。
そして僕は、
「ピン親で動く方が安定する」
そう感じて、その専業とのノリ打ちは短期間で終了しました。
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◆ ノリ打ちにはメリットも多い

ノリ打ちは決して悪いものではありません。
• 判断を補完し合える
• リスクを分散できる
• 荒れる環境でも精神的に楽
• 店全体を複数視点で把握できる
特に 今のスマスロ環境では合理的な立ち回り と言えます。
ただし、それが機能するのは
“レベルが近い者同士が組んだ場合のみ”。
レベル差が大きいと、
片方の負担が増え、
ノリ打ちは途端に崩れてしまいます。
win-winの関係であり続けることが大事ですね。
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◆ 次回予告

僕のノリ打ち初体験は、
理想とは程遠い形で終わってしまいました。
しかし、この経験は
「誰と組むかの重要性」
「判断軸が揃うことの価値」
これを痛感させてくれました。
そして翌年——
僕はさらに別の専業たちと関わりながら、
軍団長としての立ち回りを磨いていくことになります。
次回は「ノリ打ち後に起きた転機」について書いていきます。
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